《3分で分かる》罪の赦しとは?

罪の赦しとは?

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罪の赦し…

罪に対する神の解答は罪の赦しの福音である.福音の約束は律法以前にあり,原始福音(創世3:15)やアブラハム契約(同12:2,3)などに予告され,旧約の聖徒たちはすでにこの光の中を歩んだ.イエス・キリスト以前の福音は,救いの約束が彼において成就することであり,彼らはその約束の実現という良い知らせの中を歩んだのである.それが良い知らせであるのは,罪ののろいがキリストによって負われ,罪の有罪判決が取り除かれ,罪の力が破壊され,罪に悩んでいた罪人が義とされ,新しくされるからである.<復> まず第1に「キリストは,私たちのためにのろわれたものとなって,私たちを律法ののろいから贖い出してくださいました.なぜなら,『木にかけられる者はすべてのろわれたものである.』と書いてあるからです」(ガラテヤ3:13).つまりキリストは十字架において,罪ののろいを御自身に負われ,他の者たちからのろいを取り去って下さった.第2に,キリストは罪の刑罰である死を御自分に受けて,罪を御自分のからだにおいて破壊して下さった.そして,死と死の力から私たちを解放して下さったのである.「神はご自分の御子を,罪のために,罪深い肉と同じような形でお遣わしになり,肉において罪を処罰されたのです」(ローマ8:3).第3に,キリストは,このような死の後に復活することによって,彼を信じるすべての人が彼にあって,また彼とともに死に,そして復活することができるようにして下さった.つまり,罪に死に義に生きることができるようになさったのである.クリスチャンは,このキリストの死と復活の力によって,また聖霊の内住によって,この世において罪とその力に対し,すでに勝利を得た者となっている.そしてそのことが,将来の神と共なる永遠のいのちへの最終的な勝利の前味でもある.<復> この罪の赦しを与えられるためには,悔い改めと信仰とが求められる.悔い改めは罪の自覚から生じる.それは聖霊の働きによるものである(ヨハネ16:8).自分の罪を悲しみ,赦して下さる神へと方向を転換する.信仰は,絶対的な確信と信頼とをもって神へ立ち返ることであり,イエス・キリストの救いのわざにおいて明らかにされた,神の無代価で与えようとする恵みだけに頼ることである.この場合,悔い改めも信仰も共に,罪の赦しを得るための働きではない.また,罪の赦しを与えるために神が根拠としなければならない条件でもない.むしろ,悔い改めと信仰とは,神が定められた手段である.これによって各個人が死と復活のキリストとを結び合され,そのことによって罪から解放され義とされるのである.→罪・罪論,贖罪・贖罪論,救い,救いの秩序(Ordo Salutis).(鈴木英昭)
(出典:『新キリスト教辞典』いのちのことば社, 1991)

新キリスト教辞典
1259頁 定価14000円+税
いのちのことば社