《3分で分かる》ストット,ジョン・R・Wとは?

ストット,ジョン・R・Wとは?

ストット,ジョン・R・W…

[英語]Stott, John R. W.1921年— イギリス聖公会の教職,現代福音主義運動の国際的指導者.ケンブリッジ大学のトリニティ・カレッジ及びリドリ・ホールで神学を修め,1945年オール・ソウルズ教会副司祭に,1950年同教区司祭に就任,1975年以後名誉教区司祭.1959年には女王の宮廷司祭に任命された.国内では,長年にわたって,聖公会(英国教会)内の福音主義運動組織The National Evangelical Anglican Congress in the UKの指導者としての活動を初め,超教派の立場に立って聖書通読運動を推進しているScripture Union,戦後イギリスにおける福音主義の復興の母胎となったキリスト者学生運動Intervarsity Christian Fellowship(現The Universities and Colleges Christian Fellowship),福音的な文書出版の機関であるEvangelical Literature Trustの活動のために中心的な役割を果してきた.現在は,以上のほかにInstitute for Contemporary Christianityと呼ばれている全英的な信徒の継続教育を指導している.一方,国際的な舞台では,世界宣教と福音主義運動の旗手として第三世界の諸教会の成長発展のための奉仕など幅広い活躍をしている.1974年のローザンヌ世界伝道会議から1989年マニラで開かれた第2回ローザンヌ世界伝道会議に至る″ローザンヌ世界宣教運動″では中心的推進者の立場にあった.第1回会議が公布した声明文「ローザンヌ誓約」の起草委員長を務めたが,この文書は今日世界の福音派教会の″マグナ・カルタ″(大憲章)と評価されている.卓越した講解説教者として,また現代的センスを持った神学者として,『信仰入門』1964(Basic Christianity, 1958),『今日における聖霊の働き』1978(Baptism and Fullness, 1975),『現代の福音的信仰—ローザンヌ誓約』1989(The Lausanne Covenant : An Exposition and Commentary, 1975); Christ the Controversialist, 1970 ; Issues Facing Christians Today,1984や,“The Bible Speaks Today”シリーズの中の使徒の働き,ガラテヤ人への手紙,エペソ人への手紙,テモテへの第2の手紙の講解書も著している.(宇田 進)
(出典:『新キリスト教辞典』いのちのことば社, 1991)

新キリスト教辞典
1259頁 定価14000円+税
いのちのことば社