《3分で分かる》ウェスリ,チャールズとは?

ウェスリ,チャールズとは?

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ウェスリ,チャールズ…

Wesley, Charles.1707—88年.メソジスト運動の賛美歌作者.ジョン・ウェスリの弟.エプワースにサムエルとスザンナの間の第18子として誕生.1726年にオックスフォード大学入学,そこでホーリー・クラブ結成のきっかけを作り,1735年には兄のジョンとともに米ジョージア宣教に乗り出す.帰国後モラビア派の影響の下に,兄より3日前の1738年5月21日,信仰による義認を体験.以後メソジスト運動の巡回伝道者として活躍.1749年に結婚し,家庭生活を大切にした詩人として知られている.1771年からロンドンに定住して,シティー・ロード教会で牧会に当る.彼が賛美歌の世界に入ったのは兄ジョンの影響が大きく,1739年には初の歌集『賛美歌と宗教詩』を兄と共同で出版.イギリスの5大賛美歌詩人に数えられているチャールズは,生涯で約9千篇の詩を残している(F・ベイカーの計算による).<復> チャールズの存在はメソジスト・リバイバルの体質をよく表現している.罪の赦しはその確証を得られるものであり,神の恵みは心の中に喜びとして充満し,しかもその喜びを賛美として表現することは,魂に心からの満足をもたらす.チャールズの賛美歌は,「わがたましいを愛するイエスよ」(『讃美歌』273番)や「あめなるよろこび」(同352番)に代表されるように,神の愛を中心的な題材として,叙情的に作られている.しかも,人々が理解し,納得して歌えるように平易な表現が意識的に使われている.1780年の『メソジスト賛美歌集』を見ると,悔い改めから聖餐式に至るまで,人々の霊的な必要に応じて賛美歌が組分けされていて,賛美歌それ自体が深いメッセージを持っていることがわかる.<復>〔参考文献〕Osborn, G.(ed.), The Poetical Works of John and Charles Wesley, London, 1868—72 ; Baker, F., Charles Wesley’s Verse, Epworth, 1964.(藤本 満)
(出典:『新キリスト教辞典』いのちのことば社, 1991)

新キリスト教辞典
1259頁 定価14000円+税
いのちのことば社