《3分で分かる》バッハ,ヨーハン・ゼバスティアンとは?

バッハ,ヨーハン・ゼバスティアンとは?

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バッハ,ヨーハン・ゼバスティアン…

Bach, Johann Sebastian.1685—1750年.音楽の才能に恵まれた一族に生れ,9歳で母を,10歳で父を失い,長兄ヨーハン・クリストフに育てられる.15歳でリューネブルクのミヒャエル教会付属学校に入学.その時より,ギリシヤ語及び聖書の深い学びとともに,オルガニストG・ベームの影響を受け,近郊の町チェレの宮廷でフランス音楽に親しみ,影響を受ける.1703年アルンシュタットのオルガニスト(その間D・ブクステフーデを訪ね,新しいカンタータの作曲技法,オルガン音楽の影響を受ける).1707年ミュールハウゼンのオルガニスト(ドイツ敬虔主義信仰の影響).1708年ワイマール宮廷オルガニスト,宮廷コンサートマスター.1717年改革派領主レオポルト公の宮廷楽長.1723年ライプチヒ・トーマス教会カントール及びライプチヒ市音楽監督.波乱に富んだ生涯を送り,ライプチヒで没する.<復> バッハの音楽は自己目的的なものではなく,聖書を中心とした「宣教の音楽」である.バッハは『オルガン小曲集』の序文に次のように記している.「小文字でオルガニストのペダル等の訓練のために.しかし大文字で隣人にその教えを教えるために.いと高き神にのみ栄光があるように」.<復> 音楽の父と呼ばれるにふさわしく,後のほとんどの作曲家が彼の作品から学び続けている.<復> バッハの象徴性に関する探求は,形式的分析からは得られない無限に豊かな芸術的霊感の源泉を,解釈者,演奏者に提供する.バロック期の音楽理論は,想像を絶する象徴体系で埋め尽されている.どのような音程も調も臨時記号も,バッハの場合は,聖書的寓意とは無関係に存在し得なかった.彼の作品のあらゆるところに三位一体の神の象徴が隠されているとしても,決して驚くには当らない.バッハの全作品は,そのような壮大な比喩の複合体系である.→教会音楽.(岳藤豪希)
(出典:『新キリスト教辞典』いのちのことば社, 1991)

新キリスト教辞典
1259頁 定価14000円+税
いのちのことば社