《3分で分かる》大覚醒とは?

大覚醒とは?

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大覚醒…

眠れる魂を呼び覚し,数多くの人々を教会に定着させたことでこの名がある.<復> 第1期は独立戦争以前の北アメリカ植民地で発生したものでニューイングランドが中心であった.オランダ改革派のフリーリングハイゼンから始まり,長老派のテナント父子,組合派のエドワーズが実践し,英国教会のホウィットフィールドが伝播した.回心体験が強調されたが,その背景には教会から離れていく人や幼児洗礼を受けただけという名ばかりの教会員の急増がある.当初,指導者がカルヴァン主義で幼児洗礼を主張していたため他の教派は冷淡であったが次第に刺激を受けるようになった.ジョン・ウェスリも伝道者の必要からついに信徒に按手を施してアメリカに送り込みメソジスト派が誕生する.バプテスト派は組合派からの転入者に刺激を受けて参加するようになった.<復> 第2期は1791年から南北戦争までの時期でティモシ・ドワイト,ライマン・ビーチャー,チャールズ・フィニが代表的な指導者である.西部開拓地への人口の急速な移動と増加が背景にある.メソジスト派とバプテスト派の信徒伝道者は辺境地を開拓して,それぞれの教派を二大教派にまで成長させる.深い感情体験が強調されたのは同じであるが,次第にアルミニウス主義の傾向が強くなった.<復> 大覚醒は教勢を著しく伸し,不道徳を一掃した.そのほか教育・医療・社会事業も発展させ,先住民伝道と海外伝道への刺激も与えている.国教会ではなく教派主義をもたらしたのも貢献である.独立へ向けて人々を結束させたことを指摘する者もいる.第2期で路線や主義の違いから教派の分裂,多くの小教派の発生が見られるが,これらも大覚醒の影響である.→信仰復興.(高内義宣)
(出典:『新キリスト教辞典』いのちのことば社, 1991)

新キリスト教辞典
1259頁 定価14000円+税
いのちのことば社