《3分で分かる》アブラハムとは?

アブラハムとは?

アブラハム…

[ヘブル語]’ab_ra~ha~m,[ギリシャ語]Abraam.「多くの国民の父」の意味.元の名はアブラム([ヘブル語]’ab_ra~m.「高められた父」の意味).ユダヤ民族の祖として最も重要な人物の一人.アブラハムは主の召しを受けて,父テラ,妻のサラ(元の名はサライ),おいのロトたちとともにメソポタミヤのウルを出,カランを経由して(父はそこで死んだ),カナンの地にやって来た(創世11:31,32,12:1‐5).時にアブラハムは75歳,妻のサラは65歳.この時,及びその後数回にわたって,主はアブラハムに約束し,契約を立てられた.すなわち,(1)彼には約束の子が与えられる.(2)彼の子孫は地のちりのように増え,彼は多くの国民の父となる.(3)カナン全土が彼とその子孫に永遠の所有として与えられる.(4)彼の子孫によって地のすべての国々は祝福を受ける(同12:1‐3,13:14‐17,15:1‐7,17:1‐19,22:15‐18).そして,契約のしるしとして主は,アブラハムを初めすべての男子に割礼を行うよう命じられた(同17:9‐14).かくて,彼が100歳,彼の妻が90歳の時,約束の子イサクが生れた(同18:10‐15,21:1‐3).彼は175歳で死に,長年住んだヘブロンの地に葬られた(同25:7‐10).<復> 新約では,アブラハムはダビデの先祖,キリストの先祖として記されている(マタイ1:1).また,信仰の模範として最も重要な人物と見なされている(ローマ4:1以下,ヘブル11:8以下).(→コラム「アブラハムのふところ」,図「アブラハムの年譜」).(岡本昭世)
(出典:『新キリスト教辞典』いのちのことば社, 1991)

新キリスト教辞典
1259頁 定価14000円+税
いのちのことば社