《3分で分かる》レントとは?

レントとは?

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レント…

[ラテン語]Quadragesima,[英語]LentまたはFast Day,[ドイツ語]Fastenzeitは後者を指す.日本語では四旬節,受難節または大斎節と呼ぶ.復活日の前の6主日を除いた40日の期間を言う.復活日の前夜に受洗志願者が事前に教育を受け,断食し,祈祷して準備する慣行が2世紀頃から始まり,レントはそれに由来すると言われる.初めは任意的であり,期間も1—2日であったがニカイア総会議(325年)の後,教会の世俗化に対する対策として40日間が公式に定められた.<復> 期間が40日とされているのは,レントが,イスラエルの民の荒野における苦難の40年間,あるいは主キリストの荒野における40日の断食(マタイ4:1‐11)に倣って信仰者が節食,節欲,克己に努めることを目的として定められたからである.6主日が除かれるのは,主日が祝日であるという理由によるが,通常この期間は主日においても祝祭頌歌などを使わず,結婚式なども控えることが習慣とされている.<復> レントの初日は,灰の水曜日(または聖灰水曜日)と呼ばれている.これは,中世から西方教会で,この日に主キリストの受難を覚えて頭上に灰をかぶったことに由来している.プロテスタントの諸教会においては,この行事が比較的自由に解釈され行われている.(一年の教会暦の中には灰の水曜日が明記されるが,具体的に守っている教会は少ない).→教会暦.(丹羽 喬)
(出典:『新キリスト教辞典』いのちのことば社, 1991)

新キリスト教辞典
1259頁 定価14000円+税
いのちのことば社