《3分で分かる》キュプリアーヌス,タスキウス・カエキリウスとは?

キュプリアーヌス,タスキウス・カエキリウスとは?

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キュプリアーヌス,タスキウス・カエキリウス…

[ラテン語]Cyprianus, Thascius Caecilius,[英語]Cyprian.200/210—258年.アフリカ,ローマ領カルタゴの主教.修辞学を修め,当初,学者として活躍していたが,246年頃,キリスト教に入信し,早々とカルタゴの主教に任じられた(248/249年).250年に始まった皇帝デキウスによる迫害の折には,多くの者が信仰から離れ,彼自身も一時,避難せざるを得なかった.迫害がやみ,背教者の復帰が問題となった折,彼は寛大な処置を訴え,ノウァティアーヌス(ノヴァティアヌス)と論争した.そのような事情のもとで著した『カトリック教会統一論』には,教会論や礼典論における洞察も認められる.皇帝ウァレリアーヌスの時代に再度,迫害が起り,258年,勇敢な殉教を遂げたと伝えられる.その神学思想には,師であるテルトゥリアーヌスほどの独創性はないが,牧会者また教会管理者としての才能において秀でていた.異端者による洗礼(バプテスマ)の無効性を説いて書き送った『書簡』の内に「教会の外に救いはない」,『カトリック教会統一論』に「教会を母として持たない者は,神を父として持つことができない」という有名な言葉がある.(石黒則年)
(出典:『新キリスト教辞典』いのちのことば社, 1991)

新キリスト教辞典
1259頁 定価14000円+税
いのちのことば社