《3分で分かる》モルトマン,ユルゲンとは?

モルトマン,ユルゲンとは?

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モルトマン,ユルゲン…

Moltmann, Ju¨rgen.1926年— ドイツの神学者.ハンブルクに生れる.ゲッティンゲン大学で学んだ後,イギリスに留学,帰国してブレーメンのヴァッサーホルスト教会で牧会(1953—58年).ブッパータール(1958—63年),ボン(1963—67年),テュービンゲン(1967年以降)の各大学で組織神学を講じてきた.彼は当初,改革派神学の研究をしていたが,ブロッホやファン・リューラーに触発されて,『希望の神学』(Theologie der Hoffnung)を著した(1964年).彼によれば,過去と現在の歴史を変革していくのは,歴史の未来であり,この終末の真の意味は,キリストの十字架と復活によって先取りされている.一方ではキリストの十字架と復活を軸とし,他方では歴史的世界における苦悩に即しながら,彼は〈神と歴史〉の問題を追究した.彼の主張は神学の中に未来と希望という次元を回復したので,一躍世界に名をはせることになり,20世紀後半の神学の一潮流を形成するまでになった.彼の神学の特色は方法論や体系にあるというより,鋭いひらめきに富んでいる点にある.→希望の神学.(中沢啓介)
(出典:『新キリスト教辞典』いのちのことば社, 1991)

新キリスト教辞典
1259頁 定価14000円+税
いのちのことば社