《1分で分かる》アタナシオスとは?

アタナシオスとは?

スポンサーリンク

アタナシオス…

[ラテン語][英語]Athanasius.296年頃—373年.三位一体の教理を明確にし,ニカイア信条の成立に貢献した正統派神学者.325年,アレキサンドリアの主教アレクサンドロスの執事・秘書としてニカイア総会議に出席し,アリオス(アリウス)を論駁した.328年,アレクサンドロスの後継者として主教に任じられたが,親アリウス主義の立場をとったコンスタンティーヌス皇帝によりガリアのアウグスタ・トレウェロールム(現トリーア)に追放されたのを初めとして(336年),5度,通算17年間も追放あるいは逃亡を余儀なくされた.西方教会との結び付きは,彼がローマに難を逃れた折に生じたと言える.アレキサンドリア没.主要な神学的著作として,ロゴス・キリスト論の立場から三位一体論を主張した『神の言の受肉』,禁欲生活を礼賛し,修道院制度を奨励した『アントーニオス伝』,『アリウス派史』などがある.『イースターの手紙』(367年)は,新約正典27巻に関する最古の証言と言える.しかし,彼の名で呼ばれるアタナシオス信条は,一般に,直接的なかかわりのあるものとは見なされない.(石黒則年)
(出典:『新キリスト教辞典』いのちのことば社, 1991)

新キリスト教辞典
1259頁 定価14000円+税
いのちのことば社