《1分で分かる》ソッツィーニ,ファウスト・パウロとは?

ソッツィーニ,ファウスト・パウロとは?

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ソッツィーニ,ファウスト・パウロ…

Sozzini, Fausto Paulo.1539—1604年.イタリア出身のユニテリアン主義の神学者.ポーランドのプロテスタント教会に与えた影響は大きい.父方は法曹界,母方の親戚には教皇を持つ名家の出身であったが,早くに両親を失った.叔父のL・ソッツィーニの影響で神学に進み,ヨハネの福音書の冒頭の句の解釈を通して,反三位一体論的立場を公にした(1562年).パオロ・オルシニ侯の秘書として,フィレンツェの宮廷に務めた後,1574年にイタリアを離れてバーゼルに移り,聖書研究に没頭した.「人は,キリストの贖罪のゆえにではなく,彼の道に習うことによって永遠の救済を得る」と主張した.彼の考えには多くの反対者が現れ,1580年にはポーランドに追われる.そこで自由主義の神学的指導者としてユニテリアン的神学を展開,キリストの全き神性,贖罪,及び信仰義認などの教義を否定した.アナバプテストの自由派とも親交があり,彼らに多大の影響を与えた.また,彼の司会で開かれたラクフの指導的牧師会議(1601年)での神学討論は,その後のユニテリアン運動の基礎となった.(中沢啓介)
(出典:『新キリスト教辞典』いのちのことば社, 1991)

新キリスト教辞典
1259頁 定価14000円+税
いのちのことば社