《1分で分かる》ニーチェ,フリードリヒ・ヴィルヘルムとは?

ニーチェ,フリードリヒ・ヴィルヘルムとは?

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ニーチェ,フリードリヒ・ヴィルヘルム…

[ドイツ語]Nietzsche, Friedrich Wilhelm.1844—1900年.ドイツの哲学者.ボンとライプチヒで主として古典文献学を学び,24歳にしてバーゼル大学の古典文献学の教授となる.30代半ばに健康を損ねて大学を辞任し,以後,病苦と孤独の中で,スイスやイタリアの保養地を転々としながら,著作活動に専念した.死に至るまでの最後の約10年間は精神に異常をきたし,母親や妹の看護のもとに過した.<復> 彼はアフォリズムの形式から成る著作によってその時代の文化を批判したが,やがてその批判の矛先を,文化を根底から支えているキリスト教に向けるようになった.感性的世界の背後にある超感性的世界を真の実在と見なすプラトン主義=キリスト教は生の否定の元凶であるとし,生の根源性を回復するために,生の本質である権力への意志に基づいて,神を頂点とするあらゆる価値の価値転換を主張した.また彼はキリスト教の崩壊から引き出されるあらゆる論理的帰結を先取りし,ニヒリズムの到来を予見した.主要著作『ツァラトゥストラ』『善悪の彼岸』等.(多井一雄)
(出典:『新キリスト教辞典』いのちのことば社, 1991)

新キリスト教辞典
1259頁 定価14000円+税
いのちのことば社