《1分で分かる》アバとは?

アバとは?

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アバ…

[ギリシャ語]abba,[アラム語]’abba~’.アラム語からの借用語.乳幼児が父親への親しさと尊敬をもって呼びかける時に用いたことば.旧約聖書においては,神を「父」と呼んでいる例は数少ないし,その場合も,「絶対的な方,最終的な権威を持つ方」の意味である.また,ギリシヤ・ローマ時代のユダヤ教においても,神を「アバ」と呼んでいる例は少ない.それに対して主イエスは,マルコ14:36以外にも15回ほど祈りの中で神を「父」と呼び,祈り以外にも100回以上神を父と呼んでおられる.主イエスがこのように,子供が親しく父親を呼ぶための日常語を使われたことは,主イエスの父なる神との特別な,親密な関係を表している.初代教会のクリスチャンたちも,主イエスの影響のもとに,神を「アバ」と呼ぶようになった.パウロはその書簡の中でこの語を2度用いている(ローマ8:15,ガラテヤ4:6).私たちも主イエスによって神を「アバ,父」と親しく呼ぶことが許されている.地上の人間をアバと呼ぶのではなく,天の父をアバと呼ぶ信仰が求められている.→神の称号.(坂野慧吉)
(出典:『新キリスト教辞典』いのちのことば社, 1991)

新キリスト教辞典
1259頁 定価14000円+税
いのちのことば社