《1分で分かる》ウィリアム(オッカムの)とは?

ウィリアム(オッカムの)とは?

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ウィリアム(オッカムの)…

[ラテン語]Guillelmus(de Ockham).1280/90—1347/49年.スコラ学者.フランシスコ会士.ロンドンの南,サリーのオッカムで生れたとされる.オックスフォードで教えていたが,講義内容に異端のふしがあるとして提訴され,教皇庁に召喚,1324年,アビニョンに赴く.しかし審判は容易に下されず3年が経過するうち,図らずも「清貧論争」渦中の人,同じく教皇庁に召喚のフランシスコ会総会長,チェゼーナのミカエルに出会ってこの論争に巻き込まれ,1328年,ミカエルに付き従いアビニョンを脱出,ミュンヘンに向かい,ドイツ皇帝ルートヴィヒのもとに逃れた.以後約20年,皇帝の側に立って対教皇の果敢な闘争を展開.1347年か49年,当時全欧を襲った黒死病のため没した.「近代」を先取りする感覚論的認識論によって自然的理性を神学から解放し,一方では近代自然科学への途を,他方では宗教改革への途を用意した.著書『命題集注解』(Ordinatio),『論理学大全』(Summa Logicae)など.→スコラ学.(大村晴雄)
(出典:『新キリスト教辞典』いのちのことば社, 1991)

新キリスト教辞典
1259頁 定価14000円+税
いのちのことば社