《1分で分かる》アンセルムス(カンタベリの)とは?

アンセルムス(カンタベリの)とは?

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アンセルムス(カンタベリの)…

[ラテン語]Anselmus (Cantuariensis).1033—1109年.スコラ学者.西北イタリア,アオスタで生れた.1060年,フランス,ノルマンディー,ベックの修道院に入り,ランフランクスに師事,以来33年この修道院に在籍し,93年,カンタベリの大主教に就任,没時まで在職した.ランフランクスは自由学科の教師として当代の第一人者,その意を受けてベック修道院はおびただしい古書古典,特にアウグスティーヌスの著作を収集所蔵していた.また,カンタベリが英国伝統の古典文献学の発祥地であったことも重要な意味を持つ.アンセルムスの思想は深くアウグスティーヌスに根差しているが,中心は常に「知性と信仰」の問題である.「信仰は和解を求める」という立場からスコラ学を方法的に確立した.著書『対語』(Proslogion),『独語』(Monologion),『何ゆえ神は人となったか』(Cur Deus homo)など.有名な神の存在の「存在論的」証明は『対語』の中にある.→スコラ学.(大村晴雄)
(出典:『新キリスト教辞典』いのちのことば社, 1991)

新キリスト教辞典
1259頁 定価14000円+税
いのちのことば社