《1分で分かる》エイレーナイオス(イレナエウス)とは?

エイレーナイオス(イレナエウス)とは?

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エイレーナイオス(イレナエウス)…

[ギリシャ語]Eire~naios,[ラテン語][英語]Irenaeus.130年頃—200年頃.小アジヤ学派の大成をなしたリヨンの主教.スミルナ出身と思われる.ガリア地方に渡り,リヨンの司祭となった.アウレリオスによる迫害の時代,エレウテルスに理解を求めてローマに赴いていた間に,当地の主教フォーティノスが殉教し,177/178年,その後継者に任じられた.190年代,ローマと小アジヤとの間に生じた復活日論争において調停役を果した.後年,その地方の伝道と宣教に尽力し,殉教したと伝えられるが,晩年については不詳である.おもな著作として,5巻より成る『異端反駁論』(180—185年)と『使徒的教説の証明』がある.前者は,グノーシス主義など異端的各派の紹介,それぞれへの反駁,使徒伝承に立脚した自説の論述より成る.神学的には,テルトゥリアーヌスらと同様の正統的神論,ロゴス論を持ち,正典的聖書の重要性を主張する.その解釈法は,予型論的な色合いが濃厚である.(石黒則年)
(出典:『新キリスト教辞典』いのちのことば社, 1991)

新キリスト教辞典
1259頁 定価14000円+税
いのちのことば社