《1分でわかる》ピレモンとは?

ピレモンとは?

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ピレモンとは…

パウロの獄中書簡の一つ「ピレモンへの手紙」は、パウロがピレモンのもとから逃げた奴隷を送り返す際のものである。この手紙には「コロサイ人への手紙」と共通する人名が多く見られることから、ピレモン自身もコロサイの人と考えられる。また、家の教会の責任者であったこともわかる。
脱走奴隷オネシモがパウロをとおして回心したこと、一時的に脱走したのは言わば永久に取り戻すためであったと考えるべきこと、持ち逃げなどで損害を与えているなら自分がかわりに代償すること等々、短い手紙のなかに行き届いた愛と配慮があふれており、ピレモンに深い感銘を与えただろう。
なお、この手紙は奴隷制度の廃止を訴えはしないものの、「奴隷としてではなく……愛する兄弟として」オネシモを受け入れよ、とのすすめにより、充分に革命的である。
(出典:岸本紘『聖書人物伝 これだけは知っておきたい127人』フォレストブックス, 2013, 211p)

聖書人物伝
千代崎秀雄、鞭木由行、内田和彦、杉本智俊、岸本紘 共著
224頁 定価1,800円+税
いのちのことば社