《1分で分かる》メノー・シーモンスとは?

メノー・シーモンスとは?

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メノー・シーモンス…

Menno Simons.1496年頃.オランダのフリースラントに生れる.1536年カトリックの司祭職を離れ,アナバプテスト運動に身を投じた.武力によって千年王国を建てようとしたミュンスターの逸脱を正して,聖書的な平和主義の教会建設を指導した.新生を経験した者のみが教会を構成すべきであるとしたため,当時の国教会から迫害を受け,絶えず官憲に追われながらも60数年の生涯を全うして1561年没.弁証的な書物と説教によって,各地のアナバプテストに大きな影響を与えた.群れは彼の名からメノナイトと呼ばれた.→メノナイト,アナバプテスト.<復>〔参考文献〕ピーチー『もうひとりの改革者』いのちのことば社,1961;Wenger J. C., (ed.), The Complete Writings of Menno Simons, Herald Press, 1956.(棚瀬多喜雄)
(出典:『新キリスト教辞典』いのちのことば社, 1991)

新キリスト教辞典
1259頁 定価14000円+税
いのちのことば社