《1分で分かる》ハムラビ法典とは?

ハムラビ法典とは?

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ハムラビ法典…

バビロン第1王朝における11人の王の第6番目に当るハムラビ(ハムラピ)(前1792—前50年あるいは前1728—前1686年在位)がその43年間の統治の第2年に発布したとされる法典で,前文と後文の間に282条の本文がある.法典とはいえ,楔形文字法典の特徴として,全体を包括する制定法ではなく,既存の成文規定及び修正規定,新規定が混在する合成的な法集成である.個々の規定は決疑法的であり,「…した時は」で始まる.事例,用語,形式等にモーセ律法との共通点が多く見られる.しかしハムラビ法典は世俗的,経済的な法であり,モーセ律法のような神政国家としての法の性格を欠き,神ではなく王が法の制定者としての権限を持っている.特に生命と財産に関する考え方と扱い方に両者の根本的な違いを見ることができる.<復>〔参考文献〕『新聖書・キリスト教辞典』いのちのことば社,1985.(富井悠夫)
(出典:『新キリスト教辞典』いのちのことば社, 1991)

新キリスト教辞典
1259頁 定価14000円+税
いのちのことば社