《1分で分かる》リッチュル,アルブレヒト・ベンヤミンとは?

リッチュル,アルブレヒト・ベンヤミンとは?

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リッチュル,アルブレヒト・ベンヤミン…

[ドイツ語]Ritschl, Albrecht Benjamin,1822—89年.ドイツのルター派神学者.若い日に,有名な教会史家バウアに学び,思弁的な歴史理解の影響を受ける.しかしカントの影響で,彼の信仰理解は理性による認識よりは,宗教感情に重きを置く道徳的な方向へと向かい,独自な学派を形成する.彼自身は,正統的なルター主義に立ち,新約聖書に忠実であろうとしたが,その方法論は当時の歴史文献批評を取り入れ,聖書も一歴史文書として批判的に読んでいた.シュライアマハーが個人の宗教感情を基盤に神学を構築したのに対し,共同体としての教会を視点に据えた神学を展開したが,共に自由主義神学の先駆者となった.彼の神学の中には,社会福音の発芽もあると言われる.主著は,『古カトリックの成立』『義認と和解』である.(片岡伸光)
(出典:『新キリスト教辞典』いのちのことば社, 1991)

新キリスト教辞典
1259頁 定価14000円+税
いのちのことば社