パスカル,ブレーズとは?
パスカル,ブレーズ…
Pascal, Blaise.1623—62年.フランスのオーベルニュ州クレルモンに生れる.12歳の時,独力でユークリッド幾何学第32命題を解き,19歳で計算機を発明するなど,自然学,数学の数々の輝かしい業績をあげる.社交生活も体験する.決定的回心,「火」の宗教体験を『メモリアル』(1654)に記し,生涯離れなかった.ポール・ロワイヤル修道院を本拠とするジャンセニスト(ヤンセン主義者)を擁護して,イエズス会と論争,『プロヴァンシアルの手紙』(1656—57)を書く.晩年,キリスト教弁証論を執筆,その原稿を遺し,『パンセ』の名で今日まで多数の版が出版されている.<復>〔参考文献〕『パスカル著作集』教文館,1980—84.(森川 甫)
(出典:『新キリスト教辞典』いのちのことば社, 1991)

新キリスト教辞典
1259頁 定価14000円+税
いのちのことば社
1259頁 定価14000円+税
いのちのことば社