《1分で分かる》キェルケゴール,セーレン・オービュエとは?

キェルケゴール,セーレン・オービュエとは?

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キェルケゴール,セーレン・オービュエ…

Kierkegaard, Sφren Aabye.1813—55年.デンマークの哲学者,神学者.コペンハーゲンで生れ,亡父の遺産によって哲学と神学の著作活動に専念した.「人はいかにしてキリスト者になるか」という問を生涯の課題とし,ヘーゲル哲学に反対し,宗教的真理は客観的には不確実で,理性を超えた逆説的なものであり,信仰の飛躍を通して主体的にとらえることによって自分のものになると主張した.生前はほとんど関心を払われなかったが,20世紀に彼の著作が翻訳されるに及んで影響力を増し,実存主義的な哲学,神学,文学の最も大きな源泉の一つになった.『不安の概念』『死に至る病』『キリスト教の修練』等の著書がある.(多井一雄)
(出典:『新キリスト教辞典』いのちのことば社, 1991)

新キリスト教辞典
1259頁 定価14000円+税
いのちのことば社