《3分で分かる》日本伝道会議とは?

日本伝道会議とは?

日本伝道会議…

日本福音同盟を軸とした日本の福音派は、宣教の課題の共有と検討のため1974年以来、4回の日本伝道会議を開催してきた。第1回は京都で「日本をキリストへ」を主題に一致と交わりの相互理解を強化、第2回は1983年再び京都で「終末と宣教」を主題に教会による宣教を確認、第3回は塩原で「日本からアジア、そして世界へ」を主題に福音宣教の広がりと世界との連携を強調した。第4回は2000年沖縄で「21世紀の日本を担う日本の伝道」を主題に、「和解の福音をともに生きる」を副題に開催され、「沖縄宣言」を採択した。同宣言は、「和解の福音」という表現は聖書の救いの本質を適切に表していることを確認し、「宗教が多元的に存在する時代において、キリストにある神との和解こそ救いを得る唯一の道であるという信仰」の堅持を打ち出した。分断と争いに満ちた現代社会、環境破壊の危機にさらされている21世紀において、「神と人」との和解を「人と人」「万物」という多様な関係における和解の問題として理解することを確認。和解の福音をともに生きる「この時」の認識の中で、20世紀を対立と戦争の世紀ととらえ、特に苦難を負わされてきた沖縄の歴史に触れ、無関心であったことを告白し悔い改めた。「かつて帝国日本をアジア侵略に駆り立てた罪が、今、形を変えてわたしたちの多くの者の中に、侵略と戦争の責任を認めない姿勢として現れて」いるとして、沖縄をはじめ日本各地にある諸問題やアジアの問題と向き合っていく必要を示した。その上で、和解の福音をともに生きる「所」として、家庭、教会、地域社会、日本、世界における問題を考察。家庭破壊の現実に対して聖書的な家庭像を提示する必要、教会・教派間の不一致克服の課題、高齢者やハンディキャップを負った人々の必要を満たす働き、「天皇制」に根ざした日本という国の在り方を根本から問い直すこと、世界の紛争や貧困など、教会とキリスト者が取り組むべき課題を提示した。
(2003キリスト教用語集より)