《1分で分かる》世界宣教とは?

世界宣教とは?

世界宣教…

全世界に出ていきすべてのつくられたものに福音を宣べ伝える使命は、イエス・キリストによって弟子たちに託された。その意味で世界宣教はキリスト教会にとって根源的といえる。しかし、現実の教会の歴史においては、コンスタンティヌス体制以降の西欧のキリスト教世界化に伴い、教会の関心は異教・異文化世界への宣教に向けられてはこなかった。カトリック教会においては、大航海時代以来の非西欧世界の「発見」と植民地化、貿易と軌を一にした布教が、ドミニコ会、フランシスコ会、イエズス会といった修道会によって進められた。プロテスタントにおける世界宣教への開眼は、英国の靴屋であったウィリアム・ケアリ(1761~1834)が、イエスの大宣教命令が初代の弟子たちだけでなくすべての時代のクリスチャンに語られているとの迫りを受け、有志と共に「バプテスト宣教協会」を設立、自らが宣教師となりインドに赴いた出来事を待たなければならなかった。今日、ケアリは近代世界宣教の父と称されるが、ケアリの使命感は当時の教会からは理解されず支持されなかった。教会が世界宣教の使命を自らのこととして自覚するのは、さらに後代になってからであった。
(2003キリスト教用語集より)