《1分で分かる》エキュメニカル運動とは?

エキュメニカル運動とは?

エキュメニカル運動…

歴史的な経緯から多くの諸教派に分かれているプロテスタント教会が、一致を目指そうという運動で、「世界教会一致運動」と訳される。20世紀初頭にこのような考えをもったプロテスタント各派の指導者らは1910年、エディンバラにおいて世界宣教会議を開催、その流れから1948年、「世界教会協議会」(WCC)が生まれた。WCCを基盤とした「エキュメニカル運動」は、信仰的にはリベラル(自由主義的)な傾向が見られたため、福音派の多くは加わらず、別に聖書的な福音信仰に立った一致の道を求めて世界福音同盟やローザンヌ運動に加わった。WCCにはプロテスタント以外に東方正教会も加盟しており、ローマ・カトリック教会とはエキュメニカルな交流・対話を続けている。冷戦時代に旧共産圏諸国の政府寄りの政策をとったWCCの政治的傾向、他宗教との対話路線の行き過ぎ、フェミニズム神学への傾倒などに対しては、批判の声も内部にあり、正教会は脱退の動きを見せている。一方でWCCは、従来関係の薄かった福音派、カリスマ・ペンテコステ派とも交流の道を探っており、一部のペンテコステ教会には加盟の動きもある。
(2003キリスト教用語集より)