《1分で分かる》異端とは?

異端とは?

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異端…

元来は正統に対し、正統から見て容認しがたい特質をもつ考えやグループを異端と見なす。初代のキリスト者共同体は、ユダヤ教を正統とする立場から見て異端と見なされた。歴史的には、キリストの神性と人性などをめぐる論争から開かれた教会会議の決定に従って、アリウス主義、様態論、仮現論などが異端として退けられた。中世のカトリック教会ではバチカン(ローマ教会)の言説に疑問を呈したり、教会の方針と反する主張をする者などを異端審問によって裁いた経緯がある。現代では、異端という言葉は、キリスト教を標榜してはいるが、キリスト教信仰の基本用件であるキリストの十字架の贖いと復活による罪の赦しの教理と著しく異なる教えの体系をもっているカルト的宗団を指すことが一般的。自教派の信仰理解と異なる特色を持った教派を異端視する向きもあるが、キリスト教信仰の基本用件が同じならば、いたずらに異端視するのではなく、強調点の違いとして受け止めるべきだとの反省も出てきている。
(2003キリスト教用語集より)