カリスマ運動とは?
カリスマ運動…
1960年代以降、聖霊による生きた信仰の刷新を体験する動きが既成の諸教派の中に生まれた。その体験の内容は、20世紀初頭のペンテコステ運動と共通する、いわゆる「異言」を語ることを特色とするような聖霊(のバプテスマ)体験をも含むが、ペンテコステ運動が異言を聖霊を受けた者に共通のしるしと見るのに対し、「カリスマ運動」では必ずしも異言を必然のものとは見ず、聖霊の賜物には異言だけではなく様々な表れがあると考える場合が多い。「カリスマ運動」は当初、プロテスタント主流派の中での霊的刷新として始まったが、今日ではカトリック教会の中にも福音派の中にも同様の霊的刷新の動きが見られる。それらの総体を「カリスマ運動」と呼ぶこともあり、福音派に起こった刷新を「聖霊の第三の波」と呼んで、主流派の刷新を指す狭義の「カリスマ運動」と区別することもある。
(2003キリスト教用語集より)