無教会とは?
無教会…
独立伝道者・内村鑑三(1861~1930)が既成の教会制度や組織を批判し、提唱した日本独自のキリスト教のあり方。内村は、キリスト教の本質はイエス・キリストの贖罪に基づく福音の自由な霊的生命としてとらえた。その影響により、聖書研究を中心とした「無教会」の「集会」が各地に生まれ、後継者らに引き継がれている。「無教会」の指導者には、塚本虎二、矢内原忠雄、南原繁、関根正雄、高橋三郎ら著名な聖書学者、研究者、教育者が輩出されており、広く日本のキリスト教界、言論界に影響と人格的な感化を与えている。
(2003キリスト教用語集より)