《3分で分かる》紅海とは?

紅海とは?

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紅海…

[ギリシャ語]エリュスラ・サラサ.「赤い海」という意味.地理学的には,アフリカ大陸とアラビヤ半島との間に約2400キロも切り込んでいる海全体を指す.その北部はシナイ半島をはさんで2つの入江に分岐しており,西側は長さが約300キロのスエズ湾,東側は約160キロのアカバ湾である.この語は新約中に2度用いられ,いずれもイスラエル人の奇蹟的な紅海渡渉との関連で認められる(使7:36,ヘブ11:29.参照出13:18,14章,15:4,22等).ここで言う「紅海」とは旧約の「葦の海」([ヘブル語]ヤム・スーフ)を指し,新約は,ヘブル語聖書の「葦の海」を70人訳が「紅海」と翻訳したのを受け継いでいる.イスラエルが通過した渡渉地点が実際にどこであったかについては諸説がある.ナイル川河口のメンザレ湖周辺,淡水のティムサ湖,スエズ湾に近い苦湖などの説があるが,いずれも決定的ではない.当時はスエズ湾の入江が今よりも切り込んでいて,苦湖とつながっていたのかもしれない.現在は1869年にできた運河によって上述の湖はすべて連なっている.

(出典:石黒則年『新聖書辞典 新装版』いのちのことば社, 2014)

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