《3分で分かる》ルツとは?

ルツとは?

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ルツ…

([ヘブル語]rût,[ギリシャ語]Rhouth) モアブの女.ルツ記の主人公.ルツは,士師時代(前1390―1044年頃)にあったききんのためにベツレヘムから逃れてきたエリメレク,ナオミ夫妻の子マフロンと結婚したが(ルツ4:10),義父エリメレクと夫に先立たれてしまった.そのため,故郷に帰るというナオミに従ってベツレヘムに行く決心をした.その時,モアブに残って再婚することを勧めるナオミに対し,ルツは真の神に対する信仰を告白し,ナオミに従ってベツレヘムへ行った.ベツレヘムでのルツは,落ち穂を拾って,ナオミを助けていたが,ある日エリメレクの親族の一人であるボアズと知り合い,ボアズから親切にもてなされた.ルツは,ナオミの勧めでボアズに求婚した.当時の習慣では,子のない寡婦は夫の地を相続することができなかった(民27:8‐11).そこで,それを買い戻した者は寡婦を養う義務が生じ,その女が若い場合は彼女をめとり,子を生み,その子に土地を与える義務があった(創38:8‐9).ボアズは,マフロンの一番近い親族を探し,買い戻しの意志のないことを確かめたうえで,ルツをめとった(ルツ4章).ルツはエッサイの父であるオベデを産んだ.そしてエッサイからダビデが生まれた.ルツは異邦人でありながら,その信仰によってイスラエルの民の中に加えられ,救い主イエス・キリストの祖先の一人となった(マタ1:5).

(出典:石井忠雄『新聖書辞典 新装版』いのちのことば社, 2014)

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