《3分で分かる》ヤコブの井戸とは?

ヤコブの井戸とは?

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ヤコブの井戸…

([ギリシャ語]pēgē tou Iakōb) サマリヤの町スカルにあった井戸(ヨハ4:3‐6).スカルはゲリジム山の北東に位置していた(ヨハ4:20‐21).この井戸はサマリヤ人の伝承によるとヤコブが掘ったとされている(ヨハ4:12).スカルは旧約時代のシェケムと同一場所と考えられており,ヤコブがここに井戸を掘ったという記録はないが,パダン・アラムからの帰途シェケムに滞在し,ここに土地を購入していることから,この時井戸を掘った可能性が十分あると考えられる(参照創33:18‐20,48:22,ヨシ24:32).イエスはこの井戸のかたわらで,サマリヤの女と永遠のいのちの水について,また神を礼拝することについて語られた(ヨハ4:6‐26).そしてこの女のあかしによって多くのサマリヤ人が導かれイエスを信じた.イエスはこの時弟子たちに豊かな刈り入れについて語っている(ヨハ4:27‐42).
現在ナブルスの町はずれにあるビール・ヤクーブ(アラビヤ語で「ヤコブの泉」という意味)がヤコブの井戸に当たると考えられている.底には塵埃が堆積しているが,現在でもこの井戸は約23メートルの深さがあり,直径2.3メートルの大きなもので,下部は石灰石の岩盤を掘り込み,上部は石組がされており,きれいな軟水がくみ出される.現在ここにはギリシヤ正教会の教会堂があり,庭の入口の門には「神は霊である」という聖句が刻まれている.

(出典:後藤喜良『新聖書辞典 新装版』いのちのことば社, 2014)

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