《3分で分かる》マグダラとは?

マグダラとは?

マグダラ…

([ギリシャ語]Magdala) 「塔」という意味のアラム語を音訳したと思われる地名.聖書には独立した地名として用いられる例はなく,常に「マグダラのマリヤ」という句で,マリヤの出身地としてのみ認められる(マタ27:56,61,28:1,マコ15:40,47,16:1,9,ルカ8:2,24:10,ヨハ19:25,20:1,18.参照偽典ペテロの福音書12:50).タルムードなどの資料から,ガリラヤ湖の西岸,テベリヤから北へ5キロほどの所にある現在のミグダル(キルベト・メジデル)と同定される.紀元1世紀の初頭,ここはガリラヤの4大都市の一つに数えられ,染色や魚の加工で有名であった.ヨセフォスはこの地をタリカイアイ(「塩づけの魚」という意味)と呼び,またローマとの抗争に際して要害化したが,紀元67年にヴェスパシアヌスの息子ティトゥスによって占拠された.マタ15:39の「マガダン地方」,マコ8:10の「ダルマヌタ地方」とは,マグダラ周辺を指すようである.

(出典:石黒則年『新聖書辞典 新装版』いのちのことば社, 2014)

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いのちのことば社