《3分で分かる》ベツサイダとは?

ベツサイダとは?

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ベツサイダ…

([ギリシャ語]Bēthsaida) 「漁師の家」という意味のアラム語を音訳した地名.イエスの最初の弟子となった漁師アンデレ,ペテロ,ピリポの故郷であるガリラヤの町(ヨハ1:44,12:21).そこでイエスは盲人をいやしたが(マコ8:22),町の人々の不信仰を嘆いたこともある(マタ11:21,ルカ10:13).5000人の給食が行われた場所にも近かった(マコ6:45,ルカ9:10.参照マタ14:13,ヨハ6:1).
ヨルダン川がガリラヤ湖(ゲネサレ湖)に流れ込む河口の東岸を北に1.5キロほど入った地点に現在エッ・テルと呼ばれる古跡があり,一般にこれがベツサイダと同定される.ヘロデ大王の子ピリポが再興し(参照ルカ3:1),皇帝アウグストゥスの娘ユリアにちなんでベツサイダ・ユリアスと呼んだ町である.今日では高さが30メートルほどの小丘に古代の建築に用いられたと思われる石の破片が散見される.他方,その近隣でもっと湖岸近くに別のベツサイダがあったと主張する説,あるいはヨルダン川東岸ではガリラヤの町とは呼べないなどの理由からゲネサレ湖西岸のアイン・エト・タビハと同定する見解もある.しかし,ユリアスがヨルダン川の両岸にまたがって存在した可能性なども含めて,伝統的な見解が最も妥当と思われる.

(出典:石黒則年『新聖書辞典 新装版』いのちのことば社, 2014)

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