《3分で分かる》ナフタリ(族)とは?

ナフタリ(族)とは?

ナフタリ(族)…

([ヘブル語]naptālî,[ギリシャ語]Nephthalim)「わが戦い」という意味.⒈ラケルの女奴隷ビルハの子(創30:8).ヤコブの第6子.彼には,ヤフツェエル,グニ,エツェル,シレムという子があった(創46:24).山地の自由な氏族として伸びる姿が,子鹿の成長にたとえて預言されている(創49:21).
⒉ナフタリが先祖となった部族名.荒野の宿営では,すぐ上の兄の部族ダンと共にしんがりを務めた(民2:25‐31).領土の分割の時にもダンと共に最後にあずかった.士4章に出てくる,イスラエルの英雄バラクは,この部族の出身であった.また,ダビデのヘブロン時代,彼を支援して集まった多くの人々の中に,ナフタリ族からのつかさ千人,大盾,槍を持つ兵士3万7千人がいた(Ⅰ歴12:34/12:35).
ナフタリ族が,カナン分割で得た地は,アシェルの地の東に位置し,ガリラヤ湖の西岸,ヨルダン川に及ぶ.南はイッサカルとゼブルンに接し,多くは山地であった(ヨシ19:32‐39).ハツォル,キネレテ,ナフタリのケデシュなどがおもな町々で,肥沃な地であった.ただし,北辺の地であったため,アラムのベン・ハダデが打ったことがあり(Ⅰ列15:20),またアッシリヤのティグラテ・ピレセルの時,この付近の町々が打たれ,住民が捕らえ移されるということがあった(Ⅱ列17:23‐24).終末に回復されるイスラエルへの慰めのことばには,「苦しみのあった所……はずかしめを受けた」地(イザ9:1/8:23)であるゼブルンとナフタリと,特に名指しで告げられている(マタ4:15‐16).

(出典:下川友也『新聖書辞典 新装版』いのちのことば社, 2014)

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