《1分で分かる》ツァレファテとは?

ツァレファテとは?

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ツァレファテ…

([ヘブル語]sārepat) 主の日に帰還した捕囚の民が占領するカナン人の国の境界(オバ20節).エリヤはイスラエルのききんの時にそこに住んでいた(Ⅰ列17:8以下).
ラメセス2世時代に属するパピルス・アナスタシⅠには,当時のカナンの主要道路が記されている.そこではフェニキヤの港町を北から南へとたどっており,それにツァレファテも含まれている.セナケリブの年代記によればアッシリヤ軍はフェニキヤ海岸に沿って南進した.シドンからアコに至る町名表にある町(大シドン,小シドン,ベテ・ツァイテ,ツァレファテ,マハレブ,アクジブ,ウス,アコ)すべてはシドンの王に属し,防備の町である.シドンとツロの間にあり,現在のサラファンドと同定される.新約ではサレプタ(ルカ4:26).

(出典:中村寿夫『新聖書辞典 新装版』いのちのことば社, 2014)

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