タビタとは?
タビタ…
([ギリシャ語]Tabitha) ギリシヤ名ドルカスのアラム語名.小型のかもしかの一種の名.ヨッパに住む婦人の信者.多くの良いわざと施しのゆえに人々から慕われていたので,病気で死んだ時,近くのルダに滞在していたペテロが呼ばれることになった.彼が来て祈り,「タビタ.起きなさい」と言うと彼女は生き返り,そのことがきっかけで多くの人々がイエスを信じた(使9:36‐42).彼女は新約聖書で「女の弟子」([ギリシャ語]マセートゥリア)と呼ばれている唯一の女性である.
(出典:内田和彦『新聖書辞典 新装版』いのちのことば社, 2014)