《3分で分かる》シロアムの池とは?

シロアムの池とは?

シロアムの池…

[ギリシャ語]コリュムベースラン・トゥー・シローアム.エルサレム市内の南東部,チロペオンの谷の南端に設けられた石造りの貯水池.幅5.5メートル,長さ17.7メートル,深さ約6メートルほどであった.イエスが盲人の目をいやした時,この池の水で目を洗うように命じた(ヨハ9:7,11).その北のほとりに建てられていた監視用の塔が壊れたという事件も伝えられる(ルカ13:4).
この池は旧約聖書では「シロアハの水」(イザ8:6.水が「送られてくる池」という意味),また「シェラフの池」(ネヘ3:15)と呼ばれている.「下の池」(参照イザ22:9)とつながっており,その水源であるギホンの泉に近いと思われる「上の池」(参照Ⅱ列18:17)と共に大切にされた.また「王の池」(ネヘ2:14)もその別称と思われる.シロアムの池の水は当初,ギホンの泉から地表水溝によって導かれていたが,ヒゼキヤ王は籠城の際の水源を確保するため,前700年頃地下水道を作らせた(参照Ⅱ列20:20,Ⅱ歴32:30).それは今日,ヒゼキヤのトンネルとして知られている.その工事の模様を伝える碑文が1880年地下道内で見つかった.

(出典:石黒則年『新聖書辞典 新装版』いのちのことば社, 2014)

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