《3分で分かる》サモスとは?

サモスとは?

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サモス…

([ギリシャ語]Samos) エーゲ海の南部,小アジヤ西海岸の近くにある島.東西40キロ弱,面積約490平方キロ.対岸のミュカレ岬との隔たりは2キロに満たない.パウロは第3回伝道旅行の帰り道,この島の港に立ち寄った(使20:15).ほぼ同時代のヨセフォスは,サモスをヘレスポントからシリヤに向かう船の寄港地の一つに数えている.
サモス島は前10世紀にイオニア人が住み着いて以後,急速に発展し,ぶどう(酒),オリーブ,果実などを産した.前6世紀には建築術,金細工,各種の彫刻が発達し,大規模な水道工事が行われた.ピュタゴラス(前582―497年)はこの地の出身者と伝えられる.ペルシヤ戦争の末期,ギリシヤ海軍はこの島の近くでペルシヤの艦隊を壊滅させた(前479年).一時シリヤの支配を受けたが,前133年以後はローマの統治下におかれ,前17年には自由都市としての自治権を認められた.この地にユダヤ人の離散民が多く住んでいたことは,外典Ⅰマカベア15:23などの記述に反映されている.

(出典:石黒則年『新聖書辞典 新装版』いのちのことば社, 2014)

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