《3分で分かる》ゴルゴタとは?

ゴルゴタとは?

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ゴルゴタ…

([ギリシャ語]Golgotha) 「どくろ,頭蓋骨」を意味する[アラム語]グルゴサー,あるいは[ヘブル語]グルゴレスを音訳した語.イエスが十字架上で処刑された場所で,新約当時のエルサレム城壁外の小丘を指す(マタ27:33,マコ15:22,ヨハ19:17).並行記事ルカ23:33には「どくろ」[ギリシャ語]クラニオンという訳語のみが認められる.ラテン語ウルガタ訳がこれを「カルバリア」と翻訳したところから「カルバリの丘」という異称ができ,広く用いられるようになった.「どくろ」という呼称の由来について,⑴現実に頭蓋骨が散在していた(ヒエロニムスの説),⑵アダムなど著名人の頭蓋骨が埋葬されていた,⑶丘の形がそれを連想させた,などの説がある.妥当性に程度の差はあるが,いずれも推測にすぎない.この場所が実際にどこにあったかという点についても,⑴現在,聖墳墓教会のある所(コンスタンティヌス帝以来の伝承),⑵オットー・テニウスが提唱し,後にチャールズ・G・ゴルドンが支持した「ゴルドンのカルバリ」,つまりダマスコ門の北東約230メートルの地点にある岩山(ユダヤ人の石打ち刑が執行された所で,「エレミヤの洞穴」もある),とする2説が有力であるが,決定的な確証はない.新約の証言によれば,当時の城壁の外で(参照ヘブ13:12),公道が近くを走り(参照マタ27:39),よく人目につく所であり(参照マコ15:40,ルカ23:49,ヨハ19:20),墓地の近隣であったことは確実である(参照ヨハ19:41).

(出典:石黒則年『新聖書辞典 新装版』いのちのことば社, 2014)

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