《3分で分かる》ゲツセマネとは?

ゲツセマネとは?

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ゲツセマネ…

([ギリシャ語]Gethsēmani) エルサレムの神殿の東にあるケデロンの谷を渡り,オリーブ山のふもとにある園(ヨハ18:1).ゲツセマネという名は[ヘブル語]ガス(しぼる)と[ヘブル語]シェマーニーム(「油」の複数形)との合成語で,「油しぼり」という意味である.この園にはオリーブの木があり,その果実から油をしぼる圧搾所があったことから,そう呼ばれたのであろう.イエスは十字架にかかる前夜この園で祈っており,その後捕らえられた(マタ26:36‐56,マコ14:32‐50,ルカ22:39‐53,ヨハ18:1‐11).ルカ22:40では「いつもの場所」と言っているので,イエスはこの園を好んでいたと思われる.イエスの苦難の出来事は四福音書にそれぞれ記されているが,ゲツセマネの名前を明記しているのは,マタイの福音書とマルコの福音書だけである(マタ26:36,マコ14:32).
現在ではケデロンの谷を渡って少し上ったオリーブ山の西麓にフランシスコ派の教会があり,その構内にオリーブの園がある.園はほぼ四角形で約45×42メートルである.園の中には千年を越えると言われるオリーブの老木が8本あり,幹の周囲は7.3メートルもあるものもある.この教会の下から4世紀後半頃の教会の跡が発掘されたことから,ここが早くからゲツセマネであるとされていたことがわかる.4世紀の巡礼たちの記録によれば,この教会のあった所がイエスが祈っていた場所であり,そこから北へ約90メートル行った所にある洞穴が,イエスの捕らえられた場所であると伝えられている.

(出典:村上宣道『新聖書辞典 新装版』いのちのことば社, 2014)

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