《3分で分かる》エフライム(人)とは?

エフライム(人)とは?

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エフライム(人)…

([ヘブル語]’eprayim) 「実りが多い」という意味.ヤコブの子ヨセフの第2子(創41:52).エジプトにききんがやってくる前に,長子マナセに続いて生まれた.母はオンの祭司ポティ・フェラの娘アセナテであった(創41:50).彼の幼少時代はちょうどエジプトの7年のききんの時代であったということになる.ヤコブは病床でエフライムの頭に右手を置き,長子マナセよりすぐれた者として祝福した.「彼(マナセ)もまた一つの民となり,また大いなる者となるであろう.しかし弟(エフライム)は彼よりも大きくなり,その子孫は国々を満たすほど多くなるであろう」(創48:19)と述べている.確かに後世においてエフライム族はマナセ族よりも大きく発展した.エジプト脱出後,モーセはシナイの荒野で20歳以上の男子で軍務につくことのできる者の数を数えた.エフライム族はマナセ族より多くの勇士を持っていた(民1:33,35).第2回目の調査の時には逆にマナセ族の方が優勢となっている(民26:34,37)が,これは一時的な現象であって,旧約の歴史全体の流れに沿って見た場合に,エフライム族の発展はヤコブの祝福のことば通りになっている.その第1はエフライム族出身のヨシュアの働きにおいて見ることができる.ヨシュアはヨルダン川の東より攻め上り,中部パレスチナのカナン人を撃退し,その土地を占領した(ヨシ6‐12章).第2にヨシュアがシェケムで主を礼拝したことをあげることができる(ヨシ24:26).彼は民が神に仕え,主の御声に聞き従うことを決意するのを聞いて,契約を結び,その地でおきてと定めを制定した.こうした信仰の精神が同じエフライム出身のサムエルに引き継がれ,イスラエルの王国時代を築くに至るのである.

(出典:久保田周『新聖書辞典 新装版』いのちのことば社, 2014)

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