《3分で分かる》イサクとは?

イサクとは?

スポンサーリンク

イサク…

([ヘブル語]yishāq, yiśhāq,[ギリシャ語]Isaak) 「彼は笑う」という意味.イサクの誕生のことを告げられた時,アブラハムは笑った(創17:17).後に妻のサラも,もう自分は老いぼれて子を産むことはできないと思ったので,心の中で笑った(創18:12‐15).イサクが生まれた時,アブラハムは100歳,サラは90歳であった(創17:17,21:5).イサクの生涯の2つの側面は,その誕生と結婚を中心に展開する.なぜなら,イサクは彼によって子孫を増すという神の約束によって生まれたからである.人間的にはおよそ不可能と思われる状況の中で,神はアブラハムに対する約束を成就した(参照創12:1‐3).後に神はアブラハムに,その子イサクを全焼のいけにえとしてささげるように命じた.イサクがまさにほふられようとする直前,神はアブラハムの手をとどめ,いけにえのための代わりの雄羊を備えてくださった(創22章).イサクの生涯における第2の重大事件は結婚である.アブラハムは,サラの死後,イサクの妻を見つけるために自分の生まれ故郷に彼の忠実な老僕を遣わした.そこでアブラハムのおいベトエルの娘リベカが示され,リベカは喜んで自分の家を離れて老僕と旅立った.イサクはリベカを母の天幕に迎え入れ,彼女を愛して結婚した(創24章).それから20年間2人には子がなかったが(参照創25:20‐21,26),イサクの祈りが聞かれてリベカはみごもり,ふたごを産んだ.エサウとヤコブである(創25:24‐26).イサクは寄留者としてカナンの地にとどまるように命じられ,ききんの時にエジプトには行かずゲラルにとどまった.そこでイサクは父アブラハムがしたように,妻リベカを妹と偽った(創26:1‐11).ゲラルの羊飼いたちといざこざがあってから,イサクはベエル・シェバに行き,アビメレクと契約を結んだ(創26:25‐31).老境に入ったイサクは,ふたごの兄エサウに最後の祝福を授けようとしたが,自分の妻リベカとその子ヤコブに欺かれ,弟ヤコブを祝福してしまった(創27章).しかし,そのことはエサウとヤコブの誕生に当たって「兄が弟に仕える」と神が言われたことの成就であった(創25:23).イサクは180歳で死に,エサウとヤコブの手で葬られた(創35:28‐29).

(出典:村瀬俊夫『新聖書辞典 新装版』いのちのことば社, 2014)

新装版 新聖書辞典
定価6900円+税
いのちのことば社