《3分で分かる》イコニオンとは?

イコニオンとは?

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イコニオン…

(新共同訳)([ギリシャ語]Ikonion) 小アジヤ南部の高地平原にあった町で,今日はコニヤと呼ばれる.前4世紀のギリシヤの著作家クセノフォンはこの町をフルギヤ地方に含め,後のストラボンはルカオニヤ地方の町とするが,これは境界が時代によって変えられたことによる.周辺地域は肥沃で古くから栄え,今日に至っている.歴史的には,前3世紀以後,シリヤのアンテオケを本拠地としたセレウコス王朝に支配されたが,前63年にローマ皇帝ポンペイウスがガラテヤ地方を制圧して後は,ピシデヤ,ルカオニヤも併合され,ローマの属州とされた.クラウディウス帝(紀元41―54年在位)はこの地への植民政策を推し進め,町の名もクラウディコニムと改称した.つまり,この頃のローマ人の理解によれば,イコニオムなどはガラテヤ南部の町ということになる.
パウロは第1回伝道旅行の折,バルナバを伴ってこの地に足を踏み入れて後(使13:51,14:1‐6),何度か来訪して伝道に励んだ(使16:1‐2,18:23).ここでかなりの回心者が得られたが,ユダヤ人による反対運動も激しかった(参照使14:2,5,19).この迫害の経験をパウロは生涯,記憶にとどめていた(Ⅱテモ3:11).彼の書いたガラテヤ人への手紙は,この地域を含む南ガラテヤの諸教会にあてたものであると考える説が有力である.

(出典:石黒則年『新聖書辞典 新装版』いのちのことば社, 2014)

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