《3分で分かる》アビヤ(族)とは?

アビヤ(族)とは?

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アビヤ(族)…

([ヘブル語]’abiyyāh, ’abiyyāhû,[ギリシャ語]Abia)「わが父は主である」という意味.⒈サムエルの次男で,ベエル・シェバのさばきつかさであったが,さばきを曲げていた(Ⅰサム8:2‐3,Ⅰ歴6:28/6:13).
⒉ベケルの子の一人(Ⅰ歴7:8).
⒊エルアザルの子孫で,24に組分けされた祭司集団の第8組の長(Ⅰ歴24:10).バプテスマのヨハネの父ザカリヤは,この組に属する祭司であった(ルカ1:5).
⒋ヤロブアム1世の子.この子が病気になった時,父ヤロブアムは妻を変装させて預言者アヒヤのもとに送った.アヒヤは彼女に,ヤロブアムが神に背いたので家系が断絶し,アビヤも病死することを告げ,その通りになった(Ⅰ列14:1‐18).
⒌南王国ユダのレハブアム王の子でその王位を継いで,ユダの第2代の王となった(Ⅱ歴11:20,12:16,13:1).母マアカはアブシャロムの娘(Ⅰ列15:2,Ⅱ歴11:20)と言われているが,Ⅱ歴13:2では,ウリエルの娘ミカヤと言われる.Ⅰ列14:31‐15:8では,アビヤはアビヤムと呼ばれる.最後の古い型のヘブル文字hとmの違いであろうか.70人訳はアビヤの方を支持している.アビヤは王名,アビヤムは個人名という説もある.アビヤは3年間ユダを治めたが(Ⅰ列15:2,Ⅱ歴13:2),列王記と歴代誌との記事の間には相互に補足し合う対比が見られる.前者の記事では,アビヤが父王の堕落した宗教政策を踏襲したことが非難されている(Ⅰ列15:3).後者の記事では,主なる神の助けでヤロブアム1世の大軍に決定的勝利を得たことが大きく取り扱われている(Ⅱ歴13章).アビヤは戦いを前にした演説で,北王国イスラエルの背教を非難し,神がダビデ王朝とエルサレム神殿での礼拝を支持していることを宣言した.
⒍ゼカリヤの娘で,南王国ユダの王アハズの妻,ヒゼキヤ王の母(Ⅱ歴29:1).Ⅱ列18:2ではアビ.
⒎ネヘミヤ時代の祭司で,契約書に印を押した祭司の一人(ネヘ10:7/10:8).
⒏ゼルバベルやヨシュアと一緒にバビロンから帰還した祭司とその子孫(ネヘ12:4,17).

(出典:村瀬俊夫『新聖書辞典 新装版』いのちのことば社, 2014)

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