《3分で分かる》アサとは?

アサとは?

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アサ…

([ヘブル語]’āsā’,[ギリシャ語]Asaph) 「与える」という意味であると思われる.⒈南王国ユダの3代目の王.母はアブシャロムの娘マアカで,エルサレムで41年間統治した(Ⅰ列15:9‐10).その治世の初めには,神殿男娼を追放したり,異教の神々を破壊して神殿礼拝の確立に努めるなどして,国の宗教改革に着手した(Ⅰ列15:12‐15,Ⅱ歴14:2‐5/14:1-4).さらに要塞都市を築き,国に平和と繁栄をもたらした(Ⅱ歴14:1/13:23,14:6‐8/14:5-7).その治世の10年がたった頃クシュ人ゼラフの猛攻を受けたが,神の力によって撃破した(Ⅱ歴14:9‐15/14:8-14).治世15年目には預言者アザルヤの励ましを受け,南ユダ全土にわたって宗教改革を断行,主と契約を結んだ.その改革は,偶像礼拝者であれば,王母であっても許さないというほど徹底したものであった(Ⅱ歴15:1‐18).その結果,ユダはその後20年の間,平和と繁栄を享受することができた(Ⅱ歴15:19).しかし,治世36年目には外交問題で失敗した.北王国イスラエルの王バシャが南ユダに攻めてきた時,王は,北イスラエルと同盟関係にあったアラムの王ベン・ハダデに,神殿および王宮からの金銀を贈って援軍を頼み,北イスラエル撃退を依頼したのである(Ⅰ列15:16‐22,Ⅱ歴16:1‐6).このように主の力によってではなく,外交政策の手段で問題の解決をはかろうとしたため,予見者ハナニに叱責されたが,彼はその忠告に耳を傾けず,反対に予見者を投獄してしまった(Ⅱ歴16:7‐10).治世39年目には,両足共病気にかかったが,その時も主を求めないで医者にのみ頼るという失敗をした(Ⅰ列15:23,Ⅱ歴16:12).アサは治世41年目に死に,自分で作った墓に葬られた(Ⅱ歴16:13‐14).イエス・キリストの祖先の一人である(マタ1:7‐8).
⒉エルカナの子(Ⅰ歴9:16).レビ人でネトファ人の村の居住者.

(出典:中沢啓介『新聖書辞典 新装版』いのちのことば社, 2014)

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