編集者Sの渾身のオススメ!
絶えず祈りなさい
アンドリュー・マーレー
アンドリュー・マーレー『絶えず祈りなさい』を読みました。
この本は、会社の先輩がいい本だ、と言われていたのと、教会で熱心な信者さんが息子にプレゼントしてくれたことが重なって、読もうと思いました。やはり身近な人が薦めておられると、読んでみようという思いが強くなりました。口コミは、力がありますね。
この本は76頁の薄い本で、本扉には「とりなしの手引き」と副題があります。これからは自分のことだけでなく、ほかの人たちのためにも祈ってみようとお考えの方には最高の入門書になると思います。最初に数頁の序文があって、そのあとは31日分の具体的な祈りの手引きが紹介されています。1日につき2頁で、「何を祈るのか」「どのように祈るのか」の二点を短くアドバイスします。各アドバイスには、その根拠となる聖句も引用されていますので、とても説得力があります。それだけを読んでも恵まれます。
例によって私流にいくつかご紹介します。
第1日
・何を祈るのか
まず何よりも祈るために聖霊の力を求めましょう。
・どのように祈るのか
子供が父親に求めるように、神さまに信頼して求めましょう。
第3日
・何を祈るのか
クリスチャンはみんなキリストの肢体です。すべてのクリスチャンのために祈りましょう。
・どのように祈るのか
仲間のためなのですから、愛を込めて祈りましょう。
第7日
・何を祈るのか
主のために特別に労しておられる教役者のために祈りましょう。
・どのように祈るのか
人に見せるためではなく、隠れたところで祈りましょう。

500円+税
いのちのことば社
第22日
・何を祈るのか
苦しんでいる人たちのために、同情心をもって祈りましょう。
・どのように祈るのか
自分の祈りなんか役に立たないと失望しないで祈りつづけましょう。
そのほかにも為政者や学校や信仰を持ったばかりの信者のためなど、いろいろな祈りが紹介されています。
この本は、クリスチャンとして長年祈ってこられた方にとっても、もうひとたび自分の祈りを確認するために、とてもよい手引きになると思います。