《特集》聖書に発見! 回復のプログラム② ヨセフの場合

信仰生活

聖書に発見! 回復のプログラム

ヨセフの場合

聖書の中には、様々な理由で破綻した登場人物が、回復へと導かれる事例がいくつも載っている。その中から、今回はヨセフの話を。

高い能力で高慢になり苦境に陥ったヨセフ

十二人の兄弟の中で最も父に愛されていると誇っていたヨセフ。優越感から、兄たちを貶めることすらあった。ヨセフを疎んじた兄たちは、ある日、彼を奴隷としてエジプトに売ってしまう。しかしヨセフは、すべての関係性・豊かさ・自由を失った完全な孤独の中で自分を知り、神を求めるようになる。神は祈りに応え、ヨセフと共におられて、そのなすことすべてを祝福された。

数々の試練を経て、ある時、王の夢から飢饉の起こることを預言したヨセフは大臣に抜擢され、国中に穀物を蓄えることになった。やがて飢饉が起こると、ヨセフは国外から穀物を買いにくる兄たちと再会する。やりとりから、兄たちがかつて自分にしたことを真に悔いていると確信したヨセフは正体を明かし、和解する。そして親族をエジプトに呼び寄せ、最愛の父とも再会を果たすのだった(創世記37〜50章)

ヨセフを通して、家族は飢饉の中でも安息を得、またエジプトという異文化の中で民族を形成していくことになる。ヨセフがその神の計画に用いられるには、試練によって高慢を剥ぎ取られる必要があったのだろう。

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