《特集》科学的に見る『祈り』が人に与える効果

信仰生活

科学的に見る祈りが人に与える効果

人は辛い時、または苦難にある知人を見かけた時に祈った体験があるのではないでしょうか?
実は祈りについて、様々な研究や調査によりいろんな効果が見込めることがわかっってきました。

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他人に祈られることによる効果

 1988年にランドルフ・バードによりサンフランシスコ総合病院に入院中の患者393人を対象に実験が行われました。
まず患者たちは「祈ってもらえる人たち」と「祈ってもらえない人たち」の2グループに半数ずつ分けられます。次に様々なキリスト教グループに協力をあおぎ、「祈ってもらえる人たち」のために、キリスト教グループ人たちは祈ってあげました。

 すると「祈ってもらえない人たち」に比べて、「祈ってもらえる人たち」に必要な治療薬が5分の1だったことに加え、死亡率も低かったことなどの幾つかの良い効果がありました。

自分で祈ることによる効果

トランスパーソナル系の研究では祈る人自身の効果を同時に測った研究があります。
まず496人のカトリックコミュニティーのボランティアを「他者に祈ってあげる人たち」と「望みが叶うように祈ってもらう人たち」と「ただ神にゆだねるように祈ってもらう人たち」、最後に「祈らないし、祈ってもらわない人たち」の4グループに分けます。
祈りは毎日15分、12週間続けられました。
すると「他者に祈ってあげる人たち」には心理的な健康状態が良い数値を示していました。

祈りは無意味ではない

そのほかにも様々な研究や調査から「祈り」に対して有用な数値を結果が出ています。

確かに「祈り」が天に届かず苦しい思いをすることもあるかもしれません。でもその「祈り」は決して無駄ではなく、あなた自身を強めてくれます。
もし今、困難にあるならば「物は試し」と祈ってみてはいかがでしょうか?

参考文献:玉井仁 「祈りが人に与える効果についての研究」 モラジー研究所