《特集》キリスト教専門のクラウドファンディング「KARASHIDANE」

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《特集》キリスト教専門のクラウドファンディング「KARASHIDANE」

ネットでビジョンを共有、神の国を建て上げるプラットフォーム

クラウドファンディング(CF)は夢や特定の活動など、何かを実現したい人が、インターネットを通して資金を募る仕組み。このコロナ禍、経営難に陥った店などを支える手段として注目が集まり、手数料を一部支援し、企業に活用を促す自治体も出てきた。そんなCFには、クリスチャン専門のサイトがある。キリスト教界での発送サービス・通販事業などを手掛けてきた、はこぶね便事務局(有限会社トップ・スペース)が運営する、「KARASHIDANE」だ。

 「KARASHIDANE」の開設は、2018年。はこぶね便事務局の創業者で、今年3月に急逝した上原雄平さんが、「クリスチャンの活動が、もっと力を得やすくなる仕組みを作りたい」との思いでスタートした。雄平さんの妻で、現在代表を務める友紀さんは、一般のCFサイトとの違いをこう語る。

「資金面だけでなく、祈りによっても支援できることが、大きな特徴です。クリスチャンの立ち上げる企画の根底には、いつも福音宣教への思いがあります。誰かが与えられたビジョンを祈りで支え、実現へと進めていくのは、皆で伝道プロジェクトに参加していくこと。たとえ個々の力は弱くても、大勢がつながることで大きな力にすれば、神の働きを前進させることができるようになる。KARASHIDANEはそのためのプラットフォームです」

 今年に入り、同サイトには新型コロナウイルスに関連した募集企画が立て続けに設置された。子ども伝道に取り組む「OneHope Japan」の、教会学校継続のためのオンライン化費用の募集や、「東北応援団 LOVE EAST」による、クリスチャンアーティストを支援する企画など。いずれも、設定した目標金額の100パーセントを超える支援金が集まり、成功裡に募集期間を終了した。

 現在は、クリスチャンキャンプ協議会/JAPAN(CCI-J)主導で、主催するキャンプのほとんどが中止となり、経営難に陥った全国のキリスト教系キャンプ場への支援金を募る企画などが設置されている。
 公平さを保つため、通常、事務局が特定の案件に肩入れすることはない。ただ、このキャンプ場支援は、はこぶね便事務局スタッフにとっても特別な思い入れがあるという。友紀さんは立ち上げの経緯を教えてくれた。

「コロナの感染拡大が始まって、夫が真っ先に心配したのはキャンプ場でした。関係者に友人も多く、困窮はすぐに想像できました。そこで自分たちにできることをと考え、CCI-JのかたにKARASHIDANEをご紹介させていただいたのです」

自分たちが幼少期から親しみ、お世話になってきたキャンプ場の力になりたい。それは、スタッフ共通の思いでもあった。CCI-Jの担当者と相談しながらこの企画の実務を担ったスタッフの一人、後藤恵一さんは、多くの人がこの企画に参加してくれるよう、さまざまな工夫を凝らしたと言う。

「各キャンプ場の基本情報と祈りの課題を一括で見ることができる、ポータルサイトのように仕上げました。通常のCFではあり得ないことですが、キャンプ場ごとに個別の送金先も掲載し、支援したいところに直接献金できるようにもしています。このページを見れば、祈りと献金の支援、両方が同時にできるのです」

 後藤さんは、誰もがキャンプに思いを馳せるこの時期だからこそ、苦境にあるキャンプ場に心を向け、祈りと支援の輪を広げてほしいと呼びかける。

 2年前、KARASHIDANEが開設した時、パンデミックの発生など、誰も予想できなかった。今、このように用いられていることに、友紀さんは神の導きを感じている。
 「夫は『クリスチャンを元気にしたい』という願いと、『クリスチャンのつながりは力になる』という信念を、手掛けるすべての事業の基盤に据えて尽力してきました。KARASHIDANEは、神様がそんな彼に、コロナ禍に備えて与えたプロジェクトだったのだと思います」
 雄平さんが紡ぎ上げたクリスチャンのネットワークに助けられるたび、友紀さんもスタッフも、身をもって、雄平さんが訴えてきたことばの意味を実感しているという。彼がまいた種が、成長し、大きな花を咲かせるかどうかは、地上に残された私たちに託された。

▼生前、雄平さんが葬儀への備えとして書いた文書。3月の葬儀で、参列者に配布された。天の御国への確信と、伝道への厚い思いが伝わってくる

私、上原雄平はこの地上での生涯を終えました。そして今は、天の御国におり、特別な平安の中におります。今日ここに来られている方々の中にイエス・キリストを救い主と信じている方とまだ信じてない方がいると思いますが、まだ信じていない方々に伝えたいことがあります。私は皆様との生活の中でクリスチャンとして生きてきましたが、罪人としても生きてきました。罪を犯さない人はいません。人は罪を必ず犯します。ここからが大事な話です。「神の御子、イエス・キリストが人の罪の身代わりとなって十字架にかかって死んでくださり、3日目に蘇ってくださったことで、すべての人の罪は赦され、イエス・キリストを信じる者は永遠の命を得ます。」 聖書にハッキリとこう書いてあります。「神は実にひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が一人として滅びることなく永遠のいのちをもつためである。」イエス・キリストを救い主と信じることで誰もが救われるのです。私の罪も赦されています。是非、この機会にイエス・キリストと出会い、信じてください。
(月刊「百万人の福音」9月号掲載)

サイトのアドレス:https://karashi-dane.com/
問い合わせ先:042-660-0701(有限会社 トップ・スペース)