《旅する教会》バングラデシュ編⑧:力強い女性たち

社会・国際

旅する教会 ーアジアの教会を訪ねて:バングラデシュ編⑧

鈴木光(すずき・ひかり):1980年、横須賀生まれ東京育ち。アメリカの神学校を卒業後、2006年に日本キリスト教団勝田教会に伝道師として赴任。2010年より主任牧師。妻と娘1人。著書に『「バカな平和主義者」と独りよがりな正義の味方』(2016年、いのちのことば社)、『伝道のステップ1、2、3』(2018年、日本基督教団出版局)。趣味は読書(マンガ)とゲーム、映画、ネット。

 これはアジアの教会のリーダーたちが、互いの国の教会やリーダーを訪ね歩いて学んでいく共同体型の研修〝PALD(Pan Asia Leadership Development)〟の様子を記した旅エッセイである。僕と旅の仲間たちの道中を、どうぞお楽しみください。(毎週火・金曜日更新! この旅のはじまりについてはこちら

力強い女性たち

バングラデシュでの女性の立場

 バングラデシュ3日目の午後はYWCAの本部を訪ねた。
 実は現在のYWCAバングラデシュ(?)の代表者はピーター(伝道団体「アジアン・アクセス」のバングラデシュ代表)の奥さんなのだ。バングラデシュの女性は、やはり抑圧的であると言う。街中では子どもたちを学校に送ったお母さんたちが楽しそうに路肩に座っておしゃべりしている姿をよく見たので、明るい雰囲気を感じていたけれど、必ずしも恵まれた環境にいない人も当然多くある。

 そんな中で、YWCAでは女性のための作業所の働きをしたり、女性の社会的地位向上のために多く労しているという。
 また、ちょうど霊的なサポートを受けていた病気の悩みを抱えている女性がいて、紹介されたので、皆で祈った。悩みを抱えて訪れる女性たちへの、霊的なサポートもその働きの重要な役割のようだ。

お土産への熱意あれこれ

 帰り道、ションピングモールに寄った。お土産購入タイムだ。ネオンがキラキラと輝く5、6階建てくらい(正確なのは忘れた)の大きなビルで、各階ごとに雑貨や家具、各種衣服など扱っている。

 僕も家族や教会、関係各位へのお土産をと思って色々見て回ったのだが、けっこう広くて途中で疲れてしまい、何が喜ばれるのかわからず心折れてしまった。
 現地の服とかも、妻や娘へのお土産にしたら楽しいかもと思ったが、逆に「日本では目立ちすぎちゃうから着られない」と言われたりしたらもったいないなと尻込みしてしまう。結局、帰国後にその話をしたら「買ってきてくれればよかったのに!」と言われたので、次のインドではチャレンジしようと心に決めた。

 各国参加者のお土産への熱意も様々で、インド勢は時間を気にせず思うさまたくさんのお土産を買いこんでいた。カンボジア勢は安くて喜ばれそうなものを探すのが得意で、次の研修のホスト国インドでは僕もいろいろとアドバイスをもらってすごく助かった。そしてミャンマー勢はほとんど興味が無いようで(文化圏が近いからというのも理由の一つだと思う)、早々に買い物を終えて待っている様子。多分、お国柄というよりは参加者それぞれの個性だとは思うのだけど、なんか面白かった。

 ちなみに僕は結局、みんなに分けるように「バングラデシュでみんなが食べるお菓子って何」とエリソン(今回の研修のホスト国・バングラデシュからの参加者)に聞いて、紹介してもらったお菓子を買って帰った。でもちょっとスパイシー過ぎたようで、日本で分けた人たちはとりあえず口に入れて盛り上がるものの、あまり食べ進まなかった。ということで、結局ほとんど自分で食べることになってしまった。お土産は難しい。

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